「九州派」視察ご報告と、九州で活動するアーティストやギャラリー約50名へ当財団代表理事 中野が講演をいたしました。
博多阪急で行われた「九州派」を視察いたしました。視察後、九州で活動しているアーティストやギャラリー約50名へ当財団代表理事 中野が講演をいたしました。
「九州派」とは、福岡を拠点に、身近な生活用品を素材として用いながら、反公募展、反東京の姿勢を強く打ち出した前衛芸術家グループです。
1950年代後半から60年代初め(昭和30年代)は、国内外において芸術の変革が叫ばれはじめ、多種多様な美術が登場し始めた時期にあたります。
日本においては、この頃東京だけでなく各地方都市でも様々な前衛美術グループが結成されました。既存の公募団体によって作り上げられた美術システムに不満争抱いた若い美術家たちがグループを結成し、
無審査の公募展「読売アンデパンダン展」や屋外など作品展示には向かないような場所や舞台として、「絵画」「彫刻」 の枠には収まりきれないエネルギーあふれる実験的な作品を発表し始めました。
東京の「ネオ・ダダ」 、 関西の「具体美術協会」がその代表的なものですが、中でもとりわけ異彩を放っているのが福岡市で結成された「九州派」です。
(ギャラリーモリタより)
https://g-morita.com/archives/artist/1381/
当財団では、今後も「九州派」を応援していきたいと考えております。